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March |
2000
展覧会 受賞 美術界の一般事象 美術館開館ほか 物故者 追悼
松井智恵展「彼女はうそをつく」(3.1-12,神戸アートビレッジセンター)
新潟の美術2000―絵画の再生へ―鈴木力
柴田長俊(3.1-20,新潟県民会館ギャラリー)
中里和人写真展―小屋無心で奔放な建築(3.1-29,INAXギャラリー2)
日本画の魅力―紙本と絹本(3.1-5.31,島根・足立美術館)
海を渡った陶磁器展(3.2-14,大丸ミュージアム・東京)
宮島達男展―Monism/Dualism(3.2-4.15,SCAI THE BATH HOUSE)
没後100年―シスレー展(3.2-4.17,伊勢丹美術館)
シデロイホス―原始の記憶へ―原田和男展(3.2-4.25,TEPCO銀座館プラスマイナスギャラリー)
行書東海道(3.3-27,山形・広重美術館)
文化フォーラム春日井開館記念事業―クガ・マリフ展(3.3-4.2,愛知・文化フォーラム春日井)
ディオール展(3.3-4.4,西武ギャラリー)
宮島達男展―MEGA DEATH:shout! shout! count!(3.3-5.14,東京オペラシティアートギャラリー)
没後70年−児島虎次郎展(3.3-27,そごう美術館;4.8-5.14,ひろしま美術館;5.20-6.25,宮崎高鍋町美術館;7.1-30,愛媛県立美術館;8.19-9.17,富山・高岡市美術館;9.27-10.29,福岡・田川市美術館;11.3-12.17,倉敷・大原美術館)
名畑光子展(3.4-25,ギャラリーαM)
たくみなたくらみ―福田美蘭と墨田の伝統工芸職人による(3.4-26,すみだリバーサイドホール・ギャラリー)
表出するイメージ―和紙を通した現代美術の表現(3.4-26,三鷹市芸術文化センター)青島一成,扇千花,服部俊弘,本間かおり
生誕百年−香取正彦展(3.4-4.9,千葉・佐倉市立美術館)
宮廻正明“羅針盤"日本画展(3.4-4.16,島根・田部美術館)
開館30周年記念春季特別展―暮しの美―70万博展示を再現する―大阪日本民芸館30年の歩み(3.4-5.30,大阪日本民芸館)
平成11年度寄贈絵画展―相原求一朗の世界を顧みて(3.5-18,埼玉・川越市立博物館)
スロヴェニア・グラフィックアート展(3.6-12,ヒルサイドフォーラム)
横尾美美展(3.6-15,SPACE YUI)
真島直子展―ジゴクラク・坂口ビル(3.6-18,空想・ガレリア)
田上允克初期作品展(3.6-18,ギャラリー川船)
伊藤憲治展―医学誌「ステトスコープ」の表紙デザイン半世紀(3.6-25,ギンザ・グラフィック・ギャラリー)
山本基―記憶への回廊(3.6-25,横浜ガレリアベリーニの丘)
第78回ニューヨークADC展(3.6-31,クリエイションギャラリーG8)
華道家・假屋崎省吾の世界展(3.7-12,目黒雅叙園美術館)
内科画廊―'60年代の前衛展(3.7-19,京都造形芸術大学/京都芸術短期大学内GALLERY RAKU)*関連企画座談会「内科画廊をめぐる」谷川晃一,田名網敬一,小林昌廣,宮田有香
現代作家による平面と立体展(3.7-26,富山・難波田龍起・史男記念美術館内ギャラリーNOW)鯉江良二,辰野登恵子ほか
空き地(3.7-5.7,豊田市美術館)赤瀬川原平,大岩オスカール幸男,小沢剛,川俣正ほか
世紀末フランスの版画革命―レスタンプ・オリジナル(3.7-6.4,ブリヂストン美術館)
今村源展(3.8-23,大阪府立現代美術センター)
没後50年―アンソールの世界(3.8-4.9,姫路市立美術館)
アンコール・ワット物語―内山澄夫写真展(3.9-14,神戸ファッション美術館)
ボール・デイヴィスのポスター展(3.9-4.3,大阪・DDDギャラリー)
第9回瑛九展―没後40年(3.10-25,ときの忘れもの)
大沢昌助展(3.10-26,埼玉・川越画廊)
第14回多摩秀作美術展(3.10-30,青梅市立美術館)
川内倫子・長野陽写真展―ひなた彼方(3,10-31,横浜・タワーギャラリー)
徳丸鏡子展―陶コズミックプランツ(3.10-4.6,愛知・INAX世界のタイル博物館)
京都新聞創刊120年記念特別展覧会―異国の風―江戸時代京都が見たヨーロッパ(3.10-4.9,京都文化博物館)
李暁剛(リシャオガン)テンペラ画の展望〜静寂の中にみる精神の輝き(3.10-4.9,兵庫・氷上町立植野記念美術館)
柿右衛門から染錦伊万里(3.10-4.23,根津美術館)
桃山―秀吉の花・利休と南蛮展(3.10-5,7,京都・細見美術館)
日本絵画の流れ―名作「夜桜」に至る歴史を振り返る(3.10-5.28,大倉集古館)
日比野克彦展(3.11-20,大阪・近鉄アート館)
モルフェ2000―亜細亜遺伝子(3.11-26,東京・表参道,青山界隈のギャラリー,商業スペースで同時開催)
孤高の画家―高島野十郎展(3.11-30,柏高島屋ステーションモール8階・柏市民ギャラリー)
ジェーン・ヴーヒーズ・ジマーリ美術館所蔵による―ホイッスラーからウォーホールまで(3.11-4.8,和歌山田辺市立美術館)
第12回リトルアーティスト展(3.114.16,愛知・おかざき世界子ども美術博物館)
アーティストの絵手紙展―藤田嗣治から現代作家まで(3.11-4.16,目黒区美術館)
デジタルに遊.幸,もうひとつのピカソ―ピカソ空想美術館(3.11-5.14,兵庫・あさご芸術の森美術館)
原美術館コレクション展―Untitled(3.11-5.28,原美術館)イケムラレイコ,今井俊満,吉田克朗,ジャクソン・ポロックほか
MAO+マルチメディア・アーカイヴ実験2000関連企画―デジタル/ネットワーク社会をアーティストはどう生きるのか(3.12,東京都写真美術館ホール)
三村昌道展(3.13-18,コバヤシ画廊)
西村正幸展(3.13-25,大阪・Oギャラリーeyes)
星星二十年の歩み(3.13-4.1,東京画廊)1970年代末に出現した,中国で初めての現代美術の旗手たちを紹介。
没後50周年記念―近代風景画の巨匠−吉田博展(3.14-20,福岡三越9階三越ギャラリー)
鬼面の造形―鬼は内!(3.14-4,9,町田市立博物館)
風の画家―中島潔の世界展(3.14-4.16,目黒雅叙園美術館)
ピカソ―子供の世界(3.14-6.18,国立西洋美術館)
第2回多摩国際版画交流展―カナダ・日本(3.15-30,パルテノン多摩)
BOX美術館ストリート(3.15-21,SK画廊;3.23-29,香染美術画廊/杉並区役所1階ロビー;4.11-16,杉並会館ギャラリー;4.18-30,Para GLOBE;5.3-7,京都市国際交流会館)宇野亜喜良,松澤宥,松本旻ほか
『メルヘン島獣戯画』画集出版記念―岡田節子小品展(3.16-22,日本橋高島屋6階美術画廊)
米寿画業70年の軌跡―高山辰雄展(3.16-28,日本橋高島屋8階ホール)
現代美術の展望―VOCA展2000―新しい平面の作家たち(3.16-30,上野の森美術館)
白蘭交流400年記念特別展―オランダ・フローニンゲン博物館所蔵―海を渡った陶磁器展〜景徳鎖・伊万里・デルフト(3.16-4.2,奈良そごう美術館)
開館記念―フランス近代絵画の名品展―上原昭二コレクション(3.16-8.20,静岡・上原近代美術館)
LOVE&POWER BORDERLESS WORLD(3.17-26,スパイラルガーデン)22名の写真家がlove,power,borderlessの3つの言葉をテーマに撮りおろした作品を紹介。
西村智弘企画Vol.3―現在性の美術―井出創太郎(3.17-4.8,GALLERY MAKI)
桜と春―所蔵名品と千島が淵(3.17-5.7,山種美術館)
吉野信写真展―生命の共存と感動(3.18-4.5,フジタヴァンテミュージアム)
開館20周年記念展―鶴の國・尾道〜その象徴と造形(3.18-5.7,広島・尾道市立美術館)
牧野富太郎記念館建築展―内藤廣―建築のはじまりに向かって(3.18-5.14,高知県立牧野植物園)
開館2周年記念特別展―オノサト・トシノブ―変容する円(3.18-5.28,山梨・須玉美術館)
小品展―コレクターの書斎(3.18-5.31,東郷ファインアート)ターナー,セザンヌほか
アートがいっぱい―原美術館コレクション展(3.18-6.28,群馬・ハラミュージアムアーク)草間蒲生,堀浩哉,ボロフスキーほか
バウハウス展―ガラスのユートピア(3.19-5.14,宇都宮美術館)
華麗なるオランダの美―アール・ヌーボーとアール・デコの陶芸(3.19-5.14,滋賀県立陶芸の森陶芸館)
禅語にみる茶道具展(3.19-7.2,名古屋・昭和美術館)
Aspect in Crew V Part 4―川辺耕一x渡辺晃一(3.20-25,あかね画廊)
村上隆個展(3.20-4.2,大阪・ホワイトキューブギャラリー)
第1回「美術家助成プログラム」受賞記念展―渡邊野子展(3.21-4.8,セゾンアートプログラム・ギャラリー)
藤井浩一朗展(3.21-4.15,伊藤忠ギャラリー)
ICC子供週間―Media Park at ICC(3.22-4.2,NTTインターコミュニケーション・センター)
さよなら20世紀―カメラがとらえた日本の100年(3.22-5.26,東京都写真美術館)
リーバイスジーンズヒストリー展(3,23-5.28,神戸ファッション美術館)
第8回海外新進日本人作家紹介展―SUCHANK IN OSHITA(3.24-4.22,ザ・ギンザアートスペース)
人間国宝シリーズ3―浜田庄司展―普段使いの陶器の美(3.25-5.7,静岡アートギャラリー)
文化財保護法50年記念―日本国宝展(3.25-5.7,東京国立博物館平成館)
日本の現代美術1960-1980(3.25-5.25,鎌倉・鎌倉画廊)荒川修作,草間彌生,斎藤義重,菅井汲,高松次郎,三木富雄,村井正誠,山口長男,李禹煥
開館10周年紀念特別展―ドイツ,ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館の珠玉の名作を迎えて―美の扉―ピカソ,マティスからステラ,ボイスまで(3.25-6.4,千葉・川村記念美術館)
植田信隆展(3.27-4.8,かねこ・アートギャラリー)
東京リサイクル・プロジェクト(3.284.9,ワタリウム美術館)中川正博,LICA,ナウィン・ラワンチャイクン
寺尾恵展(3.284.30,名古屋・ハートフィールドギャラリー)
姫路市立美術館の収蔵品を中心に―デルヴォーとベルギーの美術(3.28-5.7,埼玉県立近代美術館)
スパイラル大作戦―スーパーサインプロジェクト(3.294.16,スパイラル)石原みどり,イチハラヒロコ,エキソニモ,落合多武,小山田徹,中野愛子
開館3周年企画展―池田満寿夫の63年―その変転をたどって(3.29-11.29,長野・池田満寿夫美術館)
篠山紀信と高野美術(3.304.11,日本橋高島屋8階ホール)
尹熙倉(3.30-4.22,ギャラリー小柳)
若林奮―《緑の森の一角獣座》の過程と未来(3.30-4.23,ナディッフ)
relation―関係(3.30-8.4,ミサワバウハウスコレクション)所蔵品によるバウハウスの作品を紹介。
曾野敬子展(3,31-4.26,ギャラリーサイド2)
西洋絵画500年の巨匠たち展(3.31-5.8,そごう美術館)
朝日現代クラフト展(第18回)グランプリ=録澤壽雄「光の三角柱」,準グランプリ・阪急百貨店賞=久保知左子「LosCubos」,優秀賞=志賀英二「Puffing」,宇野絵美「Thisfruitisnotripecnough」,さいとうゆう「StepHole」,奨励賞=春名淳一「Seeds」,水谷嘉信「杢Translucent:時の記憶」,4柳津千代「のびる・のび〜る・ベスト」,植田朋子「何処へ」,中川洋子「蓮の詩」
木村伊兵衛写真賞(第25回)鈴木理策
吉川英治文学賞(第34回)高橋克彦「火怨(かえん)(上下)」(講談社)
吉川英治文学新人賞(第21回)宇江佐真理「深川恋物語」(集英社)
吉川英治文化賞(第34回)親盛長明(50年にわたり,沖縄の離島で「医介輔」として住民の診療にあたる),黒森歌舞伎妻堂連中と黒森地区のみなさん(山形県酒田市黒森に260年以上続く地歌舞伎の保存伝承に尽力),田中肇(40年にわたり,独学で花と虫の共生を研究する市井の植物学者),牟田悌三と世田谷ボランティア協会(幅広いボランティア活動に対して)
文化庁優秀映画賞(第1回)●大賞長編部門=「どこまでもいこう」(塩田明彦監督,製作=ユーロスペース,映画美学校),短編部門=「狂言・野村万蔵−技とこころ−」(村山正実監督,製作:桜映画社),●優秀映画賞長編=「学校の怪談4」(平山秀幸監督,製作=東宝ほか),「菊次郎の夏」(北野武監督,製作:バンダイビジュアルほか),「原野の子ら」(中山節夫監督,製作=中山映画),「御法度」(大島渚監督,製作=松竹ほか),「洗濯機は俺にまかせろ」(篠原哲雄監督,製作=ボノボほか),「ナビィの恋」(中江裕司監督,製作=イエス・ビジョンズほか),「のど自慢」(井筒和幸監督,製作=シネカノンほか),短編=「日独裁判官物語」(片桐直樹監督,製作=記録映画「日独裁判官物語」製作・普及100人委員会ほか),「明治建築をつくった人びとコンドル先生と4人の弟子」(田部純正監督,製作=日本映画新社)
日本アカデミー賞(第23回)作品=「鉄道員。(ぽっぽや)」,監督=降旗康男(鉄道員),主演男優=高倉健(同),主演女優=大竹しのぶ(同),助演男優=小林稔侍(同),同女優=岸本加世子(菊次郎の夏),脚本=岩間芳樹・降旗康男(鉄道員),撮影=木村大作(同),照明:=渡辺三雄(同),録音=紅谷喧一(同),美術=西岡善信(粟の城),編集=川島章正(金融腐食列島呪縛),音楽=久石譲(菊次郎の夏),外国作品=「シックス・センス」
日本芸術院賞 那波多目功一(日本画),庄司榮吉(洋画),吉賀將夫(工芸),梅原清山(本名・松夫,書),長谷川逸子(建築),小川国夫(小説),黒井千次(本名・長部舜二郎,小説),日野啓三(小説・評論),河竹登志夫(本名・俊雄,演劇評論),川村二郎(評論),東儀俊美(邦楽/雅楽),粟谷菊生(邦楽/能シテ方),藤間蘭景(本名・田中信枝,舞踊/邦舞),恩賜賞=庄司榮吉(洋画),河竹登志夫(本名・俊雄,演劇評論),東儀俊美(邦楽/雅楽)
サントリー音楽賞(第31回)三善晃(作曲家)
99年度芸術選奨 ●文部大臣賞演劇:野田秀樹(劇作・演出家)「パンドラの鐘」,映画=大島渚(映画監督)「御法度」,音楽=木村かをり(本名・岩城恵,ピアニスト)「エコー・サウンズ・イン・ウエスト・アンド・イースト」,舞踊=小島章司(舞踊家)「LUNAフラメンコの魂を求めて」,文学=佐佐木幸綱(歌人)「アニマ」,中野孝次(小説家)「暗殺者」,美術=内田繁(インテリアデザイナー)「棚のある空間」,草間彌生(絵画彫刻家)「『草間彌生ニューヨーク/東京』展」,古典芸術=大槻文藏(シテ方能楽師)「摂待(せったい)」,放送=近藤晋(テレビプロデューサー)「旅立つ人と」,大衆芸能=田井康夫・野口鎮雄・勅使河原貞昭・吉村晴哉・杉江浩平(ジャズコーラスグループ「タイムファイブ」)「Timeless」,評論等=関容子(作家)「芸づくし忠臣蔵」,松浦寿輝(仏文学者・詩人)「知の庭園19世紀パリの空間装置」,●新人賞演劇=松たか子(本名・藤間隆子,俳優)「天涯の花」,映画=中江裕司(映画監督)「ナビィの恋」,音楽=横山幸雄(ピアニスト)「横山幸雄 ベートーヴェン12会(じゆうにえ)」,舞踊=宮内真理子(舞踊家)「ドン・キホーテ」,文学=長堂英吉(本名・謝花長英,小説家)「黄色(ちいる)軍艦」,美術=青木野枝(彫刻家)「Untitled」,古典芸術=竹本千歳大夫(本名・清水賢治,文学大夫)「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」,放送=岡田悪和(脚本家)「彼女たちの時代」,大衆芸能=国本武春(本名・加藤武,浪曲師)「雷の道行V」,評論等=小池寿子(美術史家)「死を見つめる美術史」
川端龍子賞(第8回)龍子大賞=渡辺章雄「風景」,優秀賞=小島徳朗「ひとびとかたち」,井上ミツエ「過客の刻」,佳作=亀山祐介「過ぎてゆく季節」,扇敏之陽春」,土長けい「彼らの時間―Break time」,片山侑胤「地」,近藤昭代「月下幻奏」,中村棋吾「生々」,清水豊「ダイチトヒト−慈光」,滝村彩子「日々。」,野村泰久「底流」,松本祐子「夏の光」
青木繁記念大賞(第9回)大賞=日野之彦「かぶる人」,石橋財団石橋美術館賞=高澤俊郎「Reportage」,安田火災賞=富樫昭裕「FROM2」,わだつみ賞=木原正徳「ひとかたち《春の兆し》」
東川賞(第16回)海外作家賞=チェマ・マドウス(スペイン),国内作家賞=畠山直哉,新人作家賞=野村恵子,特別賞=窪田正克
■「さいたまアーチスト・イン・レジデンス5年で打ち切りへ」(3/1『新美術新聞』)
(「埼玉県が県内市町村との共催で1995年から実施してきた「彩の国さいたまアーチスト・イン・レジデンス」事業が,越谷市にインドネシアのアグス・スワゲ氏を招聘し,先月終了した第5回で打ち切られることになった。……来年度も春日部市や杉戸町などが名乗りをあげていたが,県の予算が付かなかった。同事業の運営に携わってきた埼玉県立近代美術館では「市町村ごとの持ち回りではなく,アーチスト・イン・レジデンス用の固定した施設を設け,県独自の事業として継続的に実施する方向で再開したい」(田中幸人館長)との意向を県に示したというが,目処はたっていない」)
■「平成12年度文化庁予算―前年度比微増ながらも新規事業乏しく」(3/1『新美術新聞』)
(「『文化予算は未来への先行投資』として文化立国の実現を掲げる2000年度(平成12年度)の文化庁予算案が決まった。概算決定額は前年度比2億8700万円増(+0.4%)の807億9100万円となった。3年連続の前年度比マイナスは避けられたかたちだが,東京・六本木に建設予定の大規模展示施設「ナショナル・ギャラリー(仮称)」「九州国立博物館(仮称)」の設置等,現在進行している大型事業が本格化することなどによるもの。新規事業は新味に乏しく,「国立組踊劇場(仮称)」の建設のほかにも,もともと予算規模の大きい舞台芸術関連の事業が目立つものとなっている」)
■「ピカソ,モネなど300点以上/大英博物館にナチ略奪名画―ユダヤ人団体が返還を要求」(3/1『産経新聞』夕刊)
(「大英博物館,ナショナルギャラリー,テート・ギャラリーなど英国を代表する博物館,美術館が所蔵する名画のうち300点以上はユダヤ人からナチス・ドイツが略奪した作品という疑いが出てきた。
英国立博物館館長協議会のスポークスマンが29日,明らかにしたもので,この中にはピカソ,モネ,ルノワール,ゴッホなどの作品が含まれており,数百万ポンドの価値があるという」)→関連記事「ナチスの略奪美術品/半世紀後の返還続々」(12/23『朝日新聞』),「ナチス略奪美術品−英政府が鑑定委/被害者へ返還促進」(2/19『毎日新聞』夕刊)
■「美術品16億円分ポンと寄贈―栃木・葛生の旧家が町へ/探幽・魁夷…『盗難怖いし』」(3/5『朝日新聞』)
(「狩野探幽や渡辺車山から東山魁夷の作品まで−江戸時代から五代がかり,約200年間にわたって収集してきた美術品515点のコレクションを,栃木県葛生町の旧家が同町へ寄贈した。専門家の鑑定では,江戸中期の日本画家,伊藤若沖(1716-1800)の「菜虫譜」など重文級の作品も含まれ,評価総額は16億6100万円。これらを展示する美術館もあわせて寄付することにしており,2002年4月から一般公開される。寄贈したのは,吉澤石灰工業会社(本社・東京)会長の吉澤兵左さんと妻の慧さん」)
■「MoMAと提携,現代芸術の拠点に―「森アートセンター」03年開設」(3/9『毎日新聞』夕刊)
(「東京・六本木にアジア最大級の美の拠点が誕生する。森ビル(本社・東京都港区,森稔社長)はこのほど,ニューヨーク近代美術館(MoMA)と提携し,六本木6丁目で進行中の再開発事業計画地に今世紀及び21世紀の美術,建築,デザインなど幅広く世界の現代芸術を紹介する「森アートセンター」を開設すると発表した。2003年初頭のオープンを目指す」)→関連記事「森ビルの新美術館にNY美術館作品展
示」(2/29朝日新聞』夕刊),「『文化都市六本木6丁目』の象徴―高さ250メートルの展望楽しめる美術館」(3/12『産経新聞),「現代芸術専門の美術館を設立へ―森ビル」(3/14『河北新報』),「2003年初頭/森アートセンター開館へ」(4/1『新美術新聞』),文化「東京・六本木芸術の街に」(4/6「日経新町),「森アートセンター,2003年六本木にオープン!!―MoMAと世界初の提携へ」(「美術の窓』5月号),「美術館の生と死―節目の年,新世紀への準備か」(7/24『朝日新聞』)
■「許容疑者―セザンヌ悪用20億円―石橋産業事件/絵の価値水増し」(3/11『朝日新聞』)
(「東京の商社「石橋産業」グループから巨額の約束手形をだまし取ったとされる許永中容疑者(53)=詐欺容疑で逮捕=側が,同社側からの融資の担保に入れた建設会社株を取り戻して現金化しようと,セザンヌの絵画の価値を水増しして担保を差し替えていたことが関係者の話でわかった。40億円と持ちかけたが実際は数千万円の価値だったといい,許容疑者側は手にした株を売却し,約20億円の資金を得たとみられる」)
■「『デジタル博物館』の可能性―東大と歴博が共同で実験展」(3/16『朝日新聞』夕刊)
(「東京都文京区の東京大学総合研究博物館と千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館が共同で「縄文の記憶」展を開催している。「デジタルミュージアム」を掲げて東大が同博物館を発足させて4年。「21世紀の博物館の姿を考える共同実験」と位置づけた今回の企画展は,これまでの研究の中間報告でもある」)→関連記事「東大が特別展―「デジタル博物館」/知の共有実現へ一歩」(4/4『読売新聞』夕刊),「電子技術で“仮想説明員、東大博物館で新たな試み/視点に応じ映像再現」(4/18『日経新聞』夕刊)
■「ギャラリー日鉱閉廊―若手支援の企画展中心/惜しむ声多く」(3/16『毎日新聞』夕刊)
→関連記事“東武美術館』『ギャラリー日鉱』休止へ―メセナ企業不況で支援限界」(3/7『読売新聞』夕刊)
■「都庁廊下壁面/芸術家に開放「ワンダーウォール」企画−ほとんど応募ナシ/アイデア好調の知事に思わぬ“壁"」(3/8『産経新聞』)
(「都庁舎の廊下の壁面を若い芸術家に開放しようと,石原慎太郎知事が先日の定例会見で呼びかけたばかりの新規イベント「トーキョーワンダーウォール」の開催が,早くも危機にひんしている。今月25日の応募締め切りを間近に控えながら,現在まで応募が「ほとんどない」(都担当者)ためだ。この状況に石原知事は「もっとセールスをしろ」と叱咤。これを受けて担当者は“最後のお願い"とばかり,応募呼びかけに力を入れている」)→関連記事「都庁廊下をアートスペースに―若い芸術家に壁面を開放」(2/17『産経新聞』),「都庁の壁を美術館に―毎月一人を展示/都内在勤在住35歳以下限定/都が作品の募集開始」(3/8『朝日新聞』),「都庁廊下を若手作家に開放/石原都知事−最優秀作は都現代美術館コレクションに」(3/11『新美術新聞』),「慎太郎,奔る」(3/11噺美術新聞』,安井収蔵),「都庁の廊下に芸術作品を!―入選5点決まる」(4/7『産経新聞』),「若手芸術家に発表の場を―「トーキョーワンダーウォール」/都庁の廊下提供/あすから作品を展示」(5/8『東京新聞』),「新進美術作家5人の作品が都庁の廊下に」(5/10「毎日新聞』),「石原知事“ご満悦”―「トーキョーワンダーウォール」始まる」(5/10『産経新聞』),「都庁南側回廊で美術展始まる―知事らがテープカット」(5/10『東京新聞』),「都から賞金100万円―若手芸術家の都庁回廊展/石原知事らが審査」6/11『読売新聞』夕刊)
■「佐谷画廊が銀座撤退」(3/21『新美術新聞』)
(「東京・銀座の佐谷画廊が2月26日,「22人のアーティストによる佐谷画廊・銀座クロージング・ショー」のクロージング・パーティーを最後に閉廊,当日は約400名が画廊を訪れ,銀座での別れを惜しんだ。数年前から公立美術館の作品購入予算がつかない状況が続き,売り上げが大幅に落ち込んでいた。同画廊は美術館への販売のウエイトが高く,不況による税収難の直撃を受けたかたちだ。銀座撤退は画廊主の佐谷和彦氏が「すぐに状況が変わるとは思えない。無理をすれば力を使い果たしてしまう」と,昨秋決断した」)
■「来秋開催「横浜トリエンナーレ2001」―現代美術の国際展/メッセージに期待」(3/24『読売新聞』夕刊)
(「横浜・MM21地区を舞台に来年秋,現代美術の国際展「横浜トリエンナーレ2001」が開かれる。2年に一度のビエンナーレ,3年に一度のトリエンナーレなどの大規模展が世界的に増えてくる中で,日本でもようやく実現にこぎつける形だ。……会期は来年9月2日から11月11日。同地区に増築中のパシフィコ横浜展示ホールと,今世紀初めに建築された赤レンガ倉庫という,新旧二施設がメーン会場になる」)→関連記事「2001年から国際美術展」(9/2『朝日新聞』),「国際美術展で日本発信―3年に1度の「トリエンナーレ」−横浜・新潟で計画進む」(9/4「日経新聞』),「新風巻き起こせるか―2000年・新潟,2001年横浜/二つの国際美術展」(4/7『毎日新聞』夕刊)
■「『美術館』と『学校』の連携へ−鑑賞教育充実を機に」(3/31『京都新聞』)
(「2002年度から小,中学校で全面実施される新学習指導要領が,美術関係者の関心を集めている。小学校の図画工作と中学校の美術に,鑑賞教育の一環として「美術館などの利用」が初めて盛り込まれたからだ。すでに京都市内の小学校教師らが京都市美術館で鑑賞指導の研修会を開くなど京滋でも対応の動きが出始めているが,美術館と学校はどちらかといえば疎遠な関係にあっただけに,今後どんな連携をしていくかが問われてきそうだ」)
[開館]
東浦町立中浜稔猫美術館(15日)
兵庫県津名郡東浦町浦668-2
〒656-2305TEL.0799-75-2011
上原近代美術館(16日)
静岡県下田市字土金341
〒413-0715TEL.0558-28-1228
田中澄江(作家)1日,91歳
橋本博英(画家)4日,66歳
山本格二(彫刻家,京都市立芸術大学名誉教授)5日,85歳
長島純之(インダストリアルデザイナー,日本デザイン機構幹事)11日,66歳
本田重春(本名・佐藤重治,振付家現代舞踊協会常務理事)12日,73歳
北村巌(画家)14日,78歳
下田治(彫刻家,米国彫刻家協会会員)15日,75歳
スタンリー・ラルフ・ロス(米,脚本家)16日,64歳
倉田平吉(元日本美術家連盟事務局長)19日,88歳
馬場彬(美術家)19日,67歳
高橋皮峰(本名・広之,日本水墨画会会長,北京師範大学客員教授)19日,52歳
田波靖男(脚本家,映画プロデューサー)21日,66歳
鈴木清(写真家)23日,56歳
山室瀞(文芸評論家)23日,93歳
平山三郎(作家)24日,82歳
小松原一男(アニメ作画監督)24日,56歳
今城国忠(本名・守治,彫刻家,日展参与)25日,84歳
赤松啓介(本名・栗山−夫,民俗学者)26日,91歳
河盛好蔵(仏文学者,文化勲章受章者)27日,97歳
横山一夢(本名・善作,木芸家,日展参与)28日,89歳
アンナ・ソコロウ(米,舞踊家,振付家)29日,90歳
●橋本博英(はしもと・ひろひで)
洋画家。1933(昭和8)年12月23日岐阜市に生まれる。53年阿佐ヶ谷洋画研究所で三輪孝に師事,58年東京芸術大学油画科を卒業,67年渡欧。パリ・アカデミー・ジュリアン,グラン・ショーミエールに学び,翌年帰国。69-76年新樹会展に出品,77年具象現代展創立に同人として参加。86年神奈川県・大雄山麓にアトリエを新築,一貫して在野にありながら追求を続け,光満ち自然の香気漂う風景画の世界を確立。文献に「橋本博英作品集』(79年),随筆集「私の絵画讃歌』(89年)がある。2000年3月4日東京都新宿区の病院で歿。享年66歳。
●下田治(しもだ・おさむ)
彫刻家。1924(大正13)年6月4日満州(中国東北部)に生まれる。43年立教大学に入学のち50年渡仏,グラン・ショーミエールに学び,翌年帰国するが,59年渡米。以後ニューヨークを拠点に抽象表現主義絵画から60年代後期彫刻に転じ,72年米・The sculptor's Guildグループ展に初出品,以後出品を重ね,のち同Inc.委員を務める。鉄板を素材に84年《コウモリ》など緊張感を漂わせる独自の造形世界を確立。
96年慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスに《ミネルヴァの翼》など,モニュメントを国内外各地に数多く制作,96年日本で回顧展を開催,翌年《かみつくめす犬》が第28回中原悌二郎賞を受賞。2000年3月15日ニューヨークの病院で歿。享年75歳。
●馬場彬(ばば・あきら)
美術家。1932(昭和7)年6月22日東京に生まれる。55年東京芸術大学を卒業,同年佐藤友太郎開設のサトウ画廊企画に携わり,多くの美術家と交流,翌年初個展を開催。60年第4回シェル美術賞展で第3等,61年第5回同展で《作品1》などが1等を受賞。76年メキシコ,欧米を旅し,のち84-86年西独・ケルンに滞在,独自のグレーを基調に虚無を漂わせながら深みある造形世界を展開。個展や国際展に発表多数,球体絵画の試みや,木製オブジェ,またシルク・スクリーンによる版画を制作,89年転居した秋田市で回顧展を開催。文献に『馬場彬作品集』(80年),版画集「GRAYofGRAY』(81年)などがある。2000年3月19日秋田市の自宅で歿。享年67歳。
●横山一夢(よこやま・いちむ)
木芸家。1911(明治44)年3月1日富山県に生まれる。家業の木彫技術を学び,41年第4回新文展に初入選,53年第9回日展で北斗賞,58年第1回新日展で特選,63年回会員,翌年現代工芸美術家協会会員となる。この間62年富山県工芸文化賞を受賞,主に鳥をモティーフに簡潔で情感ある造形世界を確立。79年横山一夢工芸美術館が開館,代表作とともに木芸家の長男善一,次男幹の作品が収蔵される。
99年改組第31回日展に参与として《木芸パネル・雄飛'99》を出品,2000年3月28日高岡市の病院で歿。享年89歳。同月第39回日本現代工芸美術展に木芸パネル《大空に快飛》が出品された。